章題とトピックの検索:
日本の戦争を報道はどう伝えたか 紹介(羽原清雅著・書肆侃侃房(しょしかんかんぼう))(リンクの内容は、補足資料です。)
章題トピック時期
1章
終戦時の混迷・外地での出来事
6
1945年
1章
終戦時の混迷・外地での出来事
満州・北鮮・樺太・千島の被害状況
7
1945年
1章
終戦時の混迷・外地での出来事
東京・外務省の動き
18
1945年
1章
終戦時の混迷・外地での出来事
主要帰還者の証言・内蒙・北鮮・熱河・元山
21
1945年
2章
個人としての戦争への思い
献納・召集・軍歌・疎開・戦争の遺産・カラの遺骨箱・帰京・住・食・衣・学校
32
1944年
3章
戦争犠牲者を「数」から考える
42
1894年
4章
戦争は仕組まれる
日清戦争、江華島事件、朝鮮混迷、下関条約、三国干渉、経済的側面、藩閥政治と政党、好戦世論の喚起
59
1894年
4章
戦争は仕組まれる
義和団の乱=北支事変、日本帝国主義の成立、眠れる獅子
67
1900年
4章
戦争は仕組まれる
日露戦争、憎しみがベースに、戦争歓迎の気分、右翼の台頭、ロシアの存在、恐慌、資本主義化
70
1904年
4章
戦争は仕組まれる
第一次世界大戦、ヨーロッパの国家対立、対華21か条の要求、米騒動、シベリア出兵、ベルサイユ条約、三・一、五・四運動、労働運動、大正デモクラシー、兵器の発達、死者の激増
77
1914年
5章
戦争を仕掛ける大きな過ち
日中戦争・準備段階、戦争への傾斜、関東大震災、世界恐慌、日本人の心境、破碇期の三代政権、財閥、弾圧強化、軍部の発言力、統帥権問題、軍部大臣現役武官制問題、軍人首相
91
1931年
5章
戦争を仕掛ける大きな過ち
日中戦争・本格戦争への助走、世界の潮流、中国での戦闘準備、張作霖爆殺、満州事変前の徴候、中村大尉事件、万宝山事件、柳条湖事件、満州建国、国際的孤立、官僚・右翼・軍部、学問・思想弾圧、左翼の転向、右翼の台頭
106
1937年
6章
身近な戦争・他人事の戦争
満州事変から日中戦争へ、手こずる戦争、中国・日本の事情、内乱の中国事情、仏印への転進
125
1937年
6章
身近な戦争・他人事の戦争
太平洋戦争・第二次世界大戦、好調から敗退へ、情報管理の犯罪性、大本営の力量、国民の生活、戦時統制、戦時下の変化と強制、戦時海外の日本人、731部隊、政治・行政・体制、政党崩壊と翼賛体制
133
1941年
6章
身近な戦争・他人事の戦争
日本の敗戦前提の国際会議、大西洋上会議、カイロ、ヤルタ、原爆投下、ソ連参戦
155
1941年
6章
身近な戦争・他人事の戦争
戦争遂行責任の決着、東京裁判、軍人・兵士・家族の自殺、自決
158
1945年
7章
ある兵士の二重の不幸
海軍水兵山蔭光福、投降、帰還、就職、硫黄島、自殺、『海軍学徒兵硫黄島に死す』、『硫黄島』、日米双方の犠牲者
172
1949年
8章
徴兵制(兵役)拒否を再考する
石賀修、斎藤宗次郎、矢部喜好、須田清基、灯台社事件、北御門二郎、良心的兵役拒否、富国強兵、徴兵拒否
194
1903年
9章
戦争遂行、メディアの責任
外圧にもろい、国民精神総動員運動、国家総動員法、体政翼賛体制、言論統制法規、新聞統制、内閣情報局、大本営、民衆に蓄積された好戦気分
222
1940年
9章
戦争遂行、メディアの責任
内圧にもろい、経営か報道の使命か、岐路になる満州事変、購読者の存在
232
1931年
9章
戦争遂行、メディアの責任
路線を転換した新聞のあがき、大朝社説、ファッショ化批判、五・一五事件批判、政党政治の擁護、国際連盟脱退に慎重、滝川京大事件に怒り、
238
1936年
9章
戦争遂行、メディアの責任
戦時下の社説の変容、不滅の大精神を讃う、山本元帥を悼み且誓う、報道と盛り上がる戦意、学徒兵士に栄光あれ、ガダルカナル島の勇士に応えん、宸襟を安んじ奉らむ
243
1943年
9章
戦争遂行、メディアの責任
社説と雑誌記事・イベント等との落差、時流に乗る報道記事、戦争に拍車をかけるイベント類、慰問、爆弾三勇士、神風号、軍用機献納運動、軍歌募集、標語、銃後婦人の一日入営
246
1941年
9章
戦争遂行、メディアの責任
権力への迎合と記者の立場、どのように反省したか、終戦直前、重臣論、興国沈着なれ、敵の非道を撃つ、降伏直後
254
1945年
9章
戦争遂行、メディアの責任
身もだえする新聞の現実、報道の反省と各界への批判、揺れる国民責任論、新たな社説、報道体質の改革、幹部の反省、GHQの検閲プレスコード
259
1945年
10章
世界を動かせなかったヒロシマ・ナガサキの悲劇
原水爆の登場から終戦まで、もろかった終戦時の和平工作、小磯國昭、近衛文麿、鈴木貫太郎、駐ソ大使、昭和天皇とバチカン
282
1939年
10章
世界を動かせなかったヒロシマ・ナガサキの悲劇
原爆投下後の新聞報道、報道の裏側、現地入り第一報記事の明暗、レスリー・ナカシマ、ウィルフレッド・バーチェット、ジョン・ハーシー、ジョージ・ウェラー
293
1945年
10章
世界を動かせなかったヒロシマ・ナガサキの悲劇
米国統治下、検閲の姿、米側の早い統治体制、プレスコードの威力、検閲事例、原爆被害に関する出版物、記録映画・フイルム、ビキニ環礁での核実験
305
1942年
10章
世界を動かせなかったヒロシマ・ナガサキの悲劇
核世界の実情、核兵器廃絶と存続保有の対決、オバマとトランプ、核兵器禁止条約の存在、微妙な核廃絶決議
314
2017年
11章
74年後に尾を引く「戦争」の残滓
戦禍を温存する硫黄島、シベリア抑留者・死者57万人、村山常雄、満蒙開拓団の悲劇と怒り、南方諸島からのあがき、進まない遺骨収集
322
1968年
11章
74年後に尾を引く「戦争」の残滓
戦争に捧げた生涯、池田幸一、秋草鶴次、江橋慎四郎、宮崎進、星野弘、中川義照、土田喜代一、大沼保昭
341
1990年
11章
74年後に尾を引く「戦争」の残滓
さまざまな戦争後遺症、731部隊、不発弾、戦争体験者の映像、原爆写真カラー化、ヒバクシャ、ミサーロー、国策紙芝居、空爆被害者の怒り
344
1945年
11章
74年後に尾を引く「戦争」の残滓
苦しむ残留孤児、中国残留孤児、関東大震災での悪行、回顧される戦争、東京裁判、学会の軍事研究、原爆投下を容認、イラク日報、防衛予算、核政策
349
2018年
12章
「戦争は悪」を原点に
戦争による犠牲・悲惨、憎悪のあおりを許さない、政治の「大義名分」を疑う、権力は国民を束ね支配する、軍事増強、繰り返される戦争賛美の風潮、責任を取らない戦争遂行者、徴兵制を布いた国家は戦争の犠牲を償ったか
366
あとがき
あとがき
社会の変動、過去だけではない
378
資料
資料
『蘇聯軍占領下に於ける 邦人の状況 滿洲(内蒙を含む)、北鮮、樺太及千島―』
381
1945年